例えば、関西国際空港の事例では、この記事のようにパッチファイルを使って、ノードで囲まれた部分の全ノードへ、単一の標高データを指定することで、平面化することが出来る。
なお、パッチ用のファイル名は、[ICAO].patch.osm というのが通例のようで、前例だと関空のICAOであるRJBBをつかってRJBB.patch.osmとなる。
また、下図の作例では、ノードの配置が時計回りになっている。時計回りでも整地はできるが、反時計回りが推奨されている。
ただ、このやり方だと、ノード(node : 赤い矢印で示される始点と終点)で囲まれた部分が真っ平らになってしまい、シミュレータの滑走路としては、如何なモノか・・・、という屈託・疑問が生じるのも事実。やっぱ、出来れば実際のRunwayの凹凸や傾斜などに寄せたいところ。
そこで、スロープのデータの作り方の実例を、RJA1のパッチでやってみた。
パッチ制作には、JOSMを使う。
滑走路の様子は、ネット上に公開されているPDFファイルや、日本の空港であれば、国土地理院の標高データなどから拾ってくる。 なお、検索エンジンを使う場合は「ICAO(空港コード) AD」で検索するとヒット率が高いでしょう。
傾斜パッチ作成の注意点 https://forums.x-plane.org/index.php?/f ... rt-runway/
- 傾斜パッチでは、正確に 4つのノードがあり、高度勾配がaltitude_highからaltitude_lowに向かう第1のノードから第2のノードへの方向に常に適用されることを考慮して反時計回りに実行するようにしてください。
- cell_size 2はパッチの小さな部分に対しては全く問題ありません。大面積または長い滑走路には適していません。これは、cell_size 2の分割数が多すぎるため、cell_sizeを大きくすることをお勧めします。
- cell_sizeを低く設定しすぎないように注意してください。特に、より長い滑走路では、メッシングアルゴリズムがポイントプールを使い果たす可能性があります。
- 高度で小数点を使用できない
<tag k='altitude_high' v='276' />
<tag k='altitude_low' v='265' />
<tag k='cell_size' v='3' />
<tag k='profile' v='parabolic' />